麻酔

麻酔から覚めたら、私の身体から外に管が伸びていました。

執刀医や看護師が次々に様子を見に来てくれる度に短い会話を交わしてはまた眠りに落ちて、気づいたら夜。

麻酔から覚めたとき吐き気や頭痛はありませんでしたが、
覚醒の度合いに比例して、違和感がどんどん増してきました。

 

最初の大きな困惑は、尿意と便意

脳みそが完全にショートした感じがしました。
それぞれの感覚をどう取り扱っていいのか分からなかったのです。

 

そういえば説明を受けた気が・・・。
「お小水はこの中に溜まりますよ〜」

 

尿管から長い管を通って尿は透明のバッグに溜まる仕組みです。

全身の様々な感覚が甦り、違和感が際立ってきたとき、説明のつかない感覚に気づきました。

あれ?これは痛みなのか!そうか、痛いんだ!

認識がされると、どんどん痛くなってきて、ついに私はナースコールをして睡眠誘導剤を使って眠りました。

 


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