元旦の明け方前に観た、サスペンスもの。
つまり、初夢。
閉まろうとするエレベータの扉を押さえて、
「早く出て!!」と、同行者に叫ぶ私。
その男は(多分男性)扉を抑える私の腕をつかみ、静かに低い声でこういった。
「いつから気づいていたんだ!?」
私は男の青い目を見て答えた。
「ずっと前からよ!」
その声を聞いて思った。
そうだ、ずっと前から気づいていたんだと。
スッカリ目覚めてしまったが、色んな感情が沸き起こっていて、身体が重く起き上がる気にならなかった。
あまりにリアルだった。
しばらく手足がジンジンしていた。
身体の様子を観察していると、
「エゴのトリックを見破って、見破り続けて生きなさい」
という声が聞こえた。
聞き覚えのある、温かい声・・・。
目覚めていたはずなのに、また眠ってしまったのだろうか?
私がドアを押さえて逃したのは私だったと不意に気づいた。
ああ、また夢をみている・・・。
そう思った。
「今度はどの角度?」
ジュジュの問いかけで身体から出ていることに気づいた。
なんだ〜、抜けてたのか・・・。
「そうよ、今度はどの角度を観る?」
ジュジュは、かつての転生で妹だった。
今はミカエルの直弟子、メイトランドと同じように天使になっていて、
私をサポートしてくれている子だ。
今年の初夢・・・、重・・・。
エゴのトリックを見破る