クライアントさんのお話があまりに楽しく印象的だったので、許可を頂いてご紹介しますね。
その方は器の大きな方で、目配り気配りが効くし力もある方。
それだけに周囲から頼りにされるし、頼られたら受け止めて活かそうとされます。
すると月日が流れるうちに、依存が生まれてしまうことが・・・。
朗らかで素敵な方なのですが、
たくさん(余分なものを)請け負っておられました。
セッションの中で伝えられたのは次の言葉。
「私は誰も助けない」
呪文のように、何度も繰り返し唱えるように、ということでした。
この方が素晴らしいのは、
聞いたことを聞いたままにせず、実践するという姿勢です。
日常的には心で呟かれていたようですが、
先だって日本有数のパワースポットを歩かれたときは、
声に出しながら歩かれたとか。
「私は誰も助けない、私は誰も助けない・・・・・」
雄大な自然に囲まれたその場所には、その方と友人の4人だけ。
全員で唱和するように、
「私は誰も助けない、私は誰も助けない・・・・・」と 🙂
みなさま半世紀超えの大人たちです。
すごく自由に伸び伸びと、楽しそうに過ごされたのが伝わってきました。
そう、誰のことも助けなくていいのです。
困っている人を見て見ぬ振りするという意味ではありません。
私たちは、それぞれに自分の人生を生きていく力を授かっている、
そのことを真に信じる。
そうすることで、本人さえも見捨てていた自分を取り戻す勇気が持てます。
パワースポットと言われる場所はたくさんありますが、
行けば誰かがどうにかしてくれるというものではないはずです。
むしろ、どうにかしてほしいと、
肖りたい気持ちを持った人や身体を持たぬ存在が集まっている場所でもあります。
パワースポットには、
人事を尽くして天命を待つ
という姿勢で出向かれることをお薦めします。
聞いただけ、知っただけ、では人生は変わりません。
もちろん、何かにすがっても時が過ぎるだけです。
実践すると、あなたを取り巻く世界が少しずつ変わってきます。
力んで懸命になりすぎても、うまくいかないでしょう。
いい塩梅。
自分にとってのいい塩梅を見つけるためには、やってみるしかありません。
今回は楽しく実践されているエピソードをシェアさせて頂きました。